2008年05月14日
Operation:Mindcrime / Queensryche
オペレーション:マインドクライムアメリカのシアトルは、オルタナ系、いわゆるグランジミュージックを産み出したほかに、このクィーンズライクという屈指のHMバンドを輩出した街でもあります。
本作も歴史に残る名盤中の名盤かと思われますが、こうした傑作と呼ばれている作品は今聴いても全く鮮度を失っていないんですよね。日々進化し続けるサウンドプロダクション、いわゆるエレクトロニクスの部分はさすがに時代を超えることは困難ですが、それを差し引いたとしても曲本体の鮮度に変わりはありません。
特にこの作品はコンセプトアルバムということもあり、オープニングからラストまで、まるで1時間強の映画を観ているような気分にさせられます。実際、映画化の話も進行中ですしね。その機知に富んだ物語性、そして重厚な世界観はクィーンズライクの人気を不動のものとしました。
しかし、この作品があまりにもズバ抜けたクオリティであったことで、本作をバンドの絶頂期とする向きも少なくありません。同じく自分もそう考えているうちの1人ですが、クィーンズライクの前後の作品を聴き比べてみても、明らかに本作はマジックでも効いているかのような気すらします。それほど他に類を見ない作品と言えるのではないでしょうか。
ちなみにこの続編にあたる作品が先日リリースされましたが、純粋なHMというよりは、いわゆるグランジ寄りなHM、つまりモダンな方向性ということになるのでしょうか、旧来のファンからすればおよそ納得のいかない作品であったことは確かでした。どの世界でも続編が成功するということは大変難しいことだと思いました。
Eyes Of A Stranger - Queensryche

